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疑似科学についての考察 その2

K@KK様から、また素晴らしいご指摘をいただきました。

「真に警戒しているのはTOSSではなく、『もっとヤバい人たち』です。」

ということで、一部のスクールカウンセラーこそ、疑似科学を学校に持ち込む危険性の最も高い人たちであるという認識を示しています。

マルキシズムフロイト精神分析が、何十年も前のヨーロッパの科学哲学界において、「反証可能性」がないことを理由に疑似科学であると断罪された(byカール・ポパー)事実を知っている人は少ないと思います(何せ、当時の日本の学界もマスコミもマルキストフロイト信者に牛耳られていましたから)。


ただ、日教組や全教の危険性なら、今どきは2ちゃんねらーでも知っています。

しかし、スクールカウンセラーが持ち込む危機を認識されている方がいったいこの国にどれだけいるでしょう。

私は、数年前に「諸君」(文藝春秋社)誌上で、「総合的な学習の時間」を利用してオカルティズム=シュタイナー教育が公立学校教育に入り込む危険性を指摘しました。日本総合学習学会の上野健爾氏は、私を名指しこそしませんでしたが「牽強付会な議論」と言い訳をしつつも、それ以降公の場でシュタイナー教育礼賛を慎むようになったと記憶しています(最終的にオカルト流入を阻止できたことに私の論文がどれだけ寄与したかは不明ですが)。


このたびのスクールカウンセラーによる疑似科学導入の危険性は、シュタイナー教育の比ではありません(もちろんTOSSの比でもありません)。

K@KK様の危機感と一致するかどうかは不明ですが、その危険性を私の能力の及ぶ範囲で解説したいと思います。

1 スクールカウンセラーの資格は?臨床心理士?精神科医?その他心理学の専門家(用件は自治体により様々)ですが、実態は臨床心理士が圧倒的多数派になりつつある。

2 臨床心理士は国家資格ではなく単なる民間資格に過ぎない。そして、この資格を牛耳るのは故・河合隼雄氏を頂点とする「ユング派」である。

3 ユングは、フロイトが主張する「無意識」のさらに下部に民族の「集団的無意識」といった概念があると提唱したオカルト主義者であり、生前は霊媒師や占星術師と積極的に交流していた。

4 この影響からユング派の手法は今でもオカルト色満載である(その上、その効果は科学的に検証できない)。

5 その上、臨床心理士たちは医療系専門職(薬剤師・検査技師・看護士等々)と違って医師(精神科医)の指導下での専門性の発揮というスタンスを拒否しており、特定のカウンセラーの手法が誤っていても、その独善性を修正する手立てがない(これが国家資格になれない大きな理由でもあります)。

6 さらに医療行為と異なり「科学性=この場合は第3者による再現性」がないので、カウンセリングにより症状が悪化しても「医療過誤」にならない。

7 カウンセラーに見てもらう児童・生徒は、「いじめ被害者」「不登校」などの状況にありメンタル面で弱っている。



以上を考え合わせると、スクールカウンセラーというのは、オカルティストに恰好の餌食を与える制度になりかねない、とてつもない危険性を含んでいるのです。


もちろん、大多数のスクールカウンセラーが、精神的に弱っている子を元気づけ元気になったら学校社会に速やかに戻す、という本務に忠実であると信じています。


でも、臨床心理士たちのベースとなっているユング派心理学そのものがオカルト性・疑似科学性を帯びているので、児童・生徒がそれにハマル危険性は除去できないかもしれません。

欧米ではオカルト扱いを受けるユング派が、これほどまでに優遇されるのは、ひとえに故・河合隼雄氏の政治力ゆえです。
氏が亡くなった際には、メディアは絶賛一色でしたが、これを機に冷静に心理士の資格制度やスクールカウンセラー制度を見直すべきでしょう。