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疑似科学についての考察 その4

TOSS問題から考察した疑似科学ですが、妙に気合が入ってしまいました。

自分の中でクールダウンさせるために、独断と偏見に基づいた

「日本社会に悪影響をもたらした疑似科学ランキング」を造ります(最近、書いてる中身が難しすぎるというご意見もあることだし…)。

所詮、森口の独断と偏見によるランキングですから、さしたる根拠はありませんのであしからず。


横綱 マルキシズム

 但し、往年の勢いはなく『引退』のうわさも絶えない。さらには歴史的事実の観察により反証できたのだから、「反証可能性がある」という主張もある。この主張に基づけばマルキシズム疑似科学ではなく、観察により否定された科学理論という位置づけになる。その場合、いまだにそれを信じる者は、地球が平らだと信じる人たちレベルの知的水準ということか…。

西横綱 分析心理学

 フロイト精神分析では飽き足らないオカルト主義者ユングにより提唱された心理学。個人の有する「無意識」のさらに奥にあるとされる民族が共有する「集団的無意識」が何を指すのかは不明。
ユング自身、自分がオカルト主義者であることを隠さなかったが、日本のユング研究者は、そのことに言及されるのを嫌い、日本において疑似科学化する(ここでは、自身を科学と主張する非科学理論を疑似科学と仮定しておきます)。
 ヨーロッパで日本人が安易にユングを評価すると、ネオナチシンパに間違われるので要注意(ドイツ人が北一輝を評価したときに我々がどう感じるかを想起されたし)。
 長らく、マニアックな心理学オタクしか信者がいなかったが、「臨床心理士」という民間資格が誕生したことで急に勢いを盛り返す。今後、東横綱に昇格し長期政権を築く可能性(危険性)大。
 K@KK氏が指摘した「転移を利用した性的被害」や、森口が指摘した「医療類似行為に基づく症状の悪化」は、いづれ大きな社会問題になると予言しておく。※


大関 血液型性格診断

 大衆への広まりはマルキシズムや深層心理学の比ではないが、悪影響が少ないので今後も関脇どまりと思われる。とはいえ、企業の採用情報に利用されるなど被害がないわけではない。森口個人としては逆に企業の知的退廃度を測定する資料になるのでアリかなとも思っている。
 女性との会話のきっかけに使え、うまくすると口説けるなど社会的有用性もある。これは深層心理学も同様。大昔はマルキシズムにもその効用があったという伝説あり。

関脇 マイナスイオン

 大企業(家電メーカー)が疑似科学と知った上で金儲けに利用し、巨大マスメディアであるTVが広めたという意味で、日本疑似科学史上最も悪質な事件の主役。大企業と巨大メディアという最強タッグを制止したのはなんと行政(国民生活センターや東京都生活文化局)だった。しかし、このことの意義深さを理解している人は多くない。被害内容が意味なく高い物を買わされた程度なので地位は小結どまり。ただし、経済的被害の国民的広がりという点では「波動ビジネス」の比ではない。

小結 「買ってはいけない

 東横綱マルキシズム」系雑誌である「週刊金曜日」が出した疑似科学本。100万部を超え疑似科学本史上最大のヒット本となった(「ノストラダムスの大予言」はただのオカルト本なのでカウントせず)。クリームパンを製造する山崎パン他、大企業に多大なる経済損害を与えた。しかし、東横綱一派の思考では、大企業に損害を与えることは「善」なので加害者の自覚はない(三菱重工爆破事件と同類の思考形態)。


前頭 波動ビジネス

 「水は何でも知っている」というトンデモ本が学校の道徳授業で使用されたため、疑似科学としての知名度は横綱並みとなった。日本物理学会が事態を重視し、撲滅に乗り出しほぼ成功する。残念ながら、それがきっかけとなって「科学リテラシーを育成しよう」という機運は起こらなかった。被害のほどは不明(もともと学校に科学リテラシーなど無かったので失ったものはないとも言える)。疑似科学として名を馳せるようでは「疑似科学界」では小物と言わざるを得ない。

十両 EM菌

 「水は何でも知っている」と並んでTOSSが広めた学校内疑似科学。被害内容や被害規模は不明。

番外 ゲーム脳

 全国津々浦々の校長先生やPTA会長のお話の中で引用されていると森口が予測する疑似科学。被害内容や被害規模はEM菌同様不明である。


※近年精神医学の世界も「根拠に基づいた医療」が志向されており、全ての精神医学や心理学が非科学的であるわけではありません。