前政権が検討していた「教育バウチャー制度」をあっさりと「いらないと思う」と切り捨てるような文部科学大臣には早く退場願いたい。
もちろんバウチャー制度に対する賛否はそれぞれの意見があると思う。
問題は、この新大臣が「教育に競争はなじまない」という22歳の新任教員レベルの見識で、あっさりとそれを語ることである。
福田内閣は[改革一休み」内閣である。
それに意義がないとは言わない。
だが、一休みを通り越して、カビの生えた論理を振り回すゾンビ(それは教育に限らない)がこの政権の下で続々と蘇るだろう。
ここ1ヶ月の政変で、
麻生太郎氏の政治生命が残ったことだけが唯一の「救い」である。