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いじめ防止条例を制定しよう その1

教育問題において、ある人物が右か左かを判断するのに有効なリトマス試験紙として、「道徳教育は必要と思うか否か」を問うという方法がある。


一般的に「右」の人は賛成し「左」の人は反対する。


右の人が賛成する理由は比較的シンプルで
「昨今の日本人(場合によっては若者に特化)の道徳観の乱れは目に余る。それを是正するためには道徳教育の強化が必要である」
といったものである。


現在の日本を概ね肯定する守旧派も、抜本的な右派改革を望む右翼系その他諸々の人たちもほぼこの点は同じである。


これに対し、左の人は価値相対主義を建前にするのが昨今の流行である。
すなわち
「市民社会に一定のルールが必要であることは否定しない。しかし、そのようなルールは市民生活や学校生活の中で養われるものであり、国家(あるいは「権力」)により強制されるものではない」
といった手法である。


もちろん、極左の人たちの本音は
「資本主義国家への奉仕は悪だが、労働者共同体への奉仕は義務だ」
といったところだろうが、さすがにそれを教室で教える勇気はもはやないようだ。


で、私はどうかと問われると基本的に小学校での道徳授業は大賛成である。

理由は以下のとおり

格差社会は経済的格差と親の経済力による学力格差だけが論じられるが、実は親の階層によるモラル格差も年々広がっている。これを是正する力はやせてもかれても学校にしかないから」

しかし、中学や高校での道徳授業には賛成しかねる。

理由は以下のとおり

「価値相対主義はデモクラシーの基本である。国家が押し付けるべき基本的価値観は、小学校でも理解できるレベルであり、中学高校では価値観の違うものを如何に許容して生きていくかが重要だから」