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品切れ続出『日教組』

あちらこちらのサイトや書店で品切れが続出しているようです。

先に紹介した「さわや書店」さんでは、初登場で新書部門の8位に入ったのに現在品切れ。
ウェブサイトでも「セブンネットショッピング」様、「本やタウン」様、「e本」様等で品切れ状態です。


伊達に出版日早々に増刷を決めたわけではないのですね(お陰で誤字を訂正することさえ許されませんでしたけど)。

でも、大手書店や大手ウェブサイトには在庫があるようなので、お急ぎの方はそちらからご購入ください。



本日は『読んだ本のまとめ』という極めてシンプルな名のブログ主様のレビューからです。
左っぽい人のようですが、『日教組』そのものには好意的な評価をしてくださっています。

「組織率も低下し、その主張も以前に比べて変わってきている日教組について取り上げるのも今更の感があるが、民主党と北教組との関係が話題になるなどしたなかで企画されたものなのであろう。世の中には何でも悪いものは日教組の責任というくらいに無責任な本もあるが、この本のスタンスはそうしたものではない。たとえばいじめ問題についての日教組組合員の取り組みを取り上げた箇所で、次のように述べている。「日教組を批判する人の中には、日教組に所属する先生は、皆やる気がなくて、定時で帰るダメ教師ばかりのようにいう人がいます。それは、学校の現実を見ない空疎な意見です。もし、本当にそうならば、どれほど話は簡単か。日教組に加入している先生にも立派な先生は大勢います。そして、保守的な思想を持つ先生にもダメ教師はいるのです。国旗国歌問題でにわか保守を気取る校長や教育委員会の役人などはむしろダメ人間の方が多いくらいです。そういう連中は、いじめ問題のように保護者からの苦情を覚悟して本気で取り組まなければならない問題には腰が引けてしまいがちです。」また、日教組が悪いという論は一種の「飲み屋論壇説」であるとも述べている。「日教組戦犯説は左派に偏った日本の教育系学会では全くの少数派でしたが、世間では極めて多大な支持を集めています。それは『飲み屋論壇説』と称しても過言ではないでしょう。」また、伝統的に政権を握ってきた自民党(文部省も)と日教組は共犯関係にあったとも述べている。その理由として筆者が挙げるのが「日本型リベラリズム」の存在だという。「日本では、『戦前・戦中の軍国主義と戦った唯一の勢力』という共産党のイメージ戦略が功を奏して、共産主義に敵意を持つことと軍国主義を肯定することがイメージ的に結びつけられました。学者にも共産主義者が多かったために、『インテリは共産主義を容認するもの』『反共は無知無教養の証』といった風潮さえ、戦後の早い時期には存在しました。」そして自民党のなかでも吉田、大平、宮沢、加藤と続く宏池会がインテリ集団であり、共産主義に寛容であったという。しかし、筆者は日教組を問題だと考えてこの本を書いているのである。これまでの歴史的な経過はひとまず置いておいて、筆者が今現在問題だと考えているのは次のようなことを日教組が進めたためであるようだ。免許更新制度の廃止問題、全国学力テストの悉皆調査の廃止、いじめっ子も被害者だといってかばう、教室内で米軍や自衛隊を罵倒する教師がいる、勉強のできない子を競争させるのはかわいそうだと低学力のまま卒業させる、人権と聞くと思考停止状態になる、これらの根本に日教組があるということのようだ。とはいえ、日教組も変わりつつあると筆者は指摘する。しかし民主党政権になって、それを支える組織として大きな役割を持つようになったから捨ててはおけないという。偏向教育という言葉は好きではないが、あまりにも極端で妥当性を欠いた教育は生徒自身からも支持を受けないだろう。」