誰が教育をダメにしているのか

不遜な意見を書きます。

評論本を書く人は誰でも、自分の言うとおりにすれば、少なくともその分野の世界は良くなると信じています(左翼本で飯を食ってきて引っ込みがつかなくなり、ダメと判って書いている人もいるかもしれませんが、そういう人は例外と信じたいです)。

ですから、森口からすれば、学力問題もいじめ問題も愛国心にかかる問題も、すべては私の主張どおりすれば問題は片付くと信じて書いているのです。

となると、それを阻むものこそが「教育の正常化」を阻むと認識する訳です。

私がオールド左翼はもちろん、右翼やオールド保守派に対する評価が低くかったのも
彼らは平気で全国悉皆学力テストの実施に対して、
「勉強だけできてもしかたない」とか言って
左翼とは別の観点から反対する人が多かったからです。
(ただ、最近は随分と減りました。そこが日本弱体化そのものが目的の左翼と違うところです)

私が「人権」という言葉を教育に持ち込むべきでないと主張するのは、
信仰と結びつかない日本型人権論では、自分が傷つくことはすべて「人権侵害」という
主張がまかり通り、
ほとんどの「教育正常化策」=悉皆全国学力調査、いじめ加害者への課罰、
中韓朝鮮の言いなりの歴史教育からの脱却等が、○○が傷つくという名目ですべて封じられてきたからです。


私は、この手の輩は、ほとんどが団塊世代以上であるから、彼らが教育現場から去ることで教育の正常化は加速度的に進むと信じていました。事実、安倍総理の尽力もあり、今年から教科書に神話が掲載される、教科書そのものが30%分厚くなるなど、急速な正常化が始まっています。


しかし、彼らは学校現場から消えても、政治の投票者として死ぬまで日本に害を与え続けるでしょう。

つまり、これまで問題は

「正常化のために学校から左翼をいかに駆逐するか」

だけだったのですが、これからはそれに加えて

「正常化へと進み始めた学校を外部左翼からいかに守るか」

という別の側面の問題が浮上したという訳です。

左翼系の団塊世代は、学生時代には勉強もせず、どころか安保条約の条文も読まずにゲバ棒を振り回し、会社に入ればサービス残業を恒常化させ(サザエさんを思い出せば納得できると思います、昭和40年代前半あたりまでの日本のサラリーマンはオン・オフがしっかりしていて普段は結構早く会社を出ていたのです)、公務員になった連中は大人になっても成田闘争を続け、子どもを育てればフリーターを常態化させ、退職しても時代遅れの左翼政党=民主党社民党を生き残らせた。

つくづく、日本に害悪を与え続ける困った人たちです。

ポルポト派=カンボジア共産党なら世代ごと虐殺していたところでしょう。
私は、ファシストでも共産主義者でもないので、そんな恐ろしいことは考えませんが。

せめて、悔い改めて、ボランティア活動くらしていただければそれで良いと思っています。
(でも、ボランティア活動に行っても、政治的なことばっから主張して、邪魔になるかも)


ただ、一般市民レベルで圧倒的に残念な世代は団塊世代ですが、教育分野に関してはネット内で発言している(自称)若手研究者にもアホが多いです。
教育分野に限らず、日本の文系学界は師匠と同レベルのアホのふりをしないと大学から追い出されるので、つらいところでしょうが、匿名で本気で書いているのですから、ふりではなく真性なのでしょう。