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原発反対デモではなく除染を

原発反対のデモとかが盛んに行われています。
動機が良心からであろうが、左翼運動の一環であろうが原発反対派からすれば、千載一遇のチャンスですから、この機を逃したくない気持ちはよくわかります。

でも、教職員がそれに参加しているとしたら、それを否定はしませんが、
「その前に、自分ができることをキチンとしているのか」
と問い詰めたくなります。

福島だけでなく、東日本一帯に原発由来の放射性物質は日々降り注いでいます。


放射能から守るべきは、
「一に子ども、二に子ども」です。
そして、「三四がなくて五に女性」でしょう。


だとしたら、今教職員が力を注ぐべきは、何十年かかるか判らない「原発反対デモ」などではなく、

あなたが教員なら、
「生徒と一緒になって教室のホコリを毎日掃除して取り除くことです」
あなたが用務員なら
「校庭の表土を日々(特に雨の翌日)掃いて除去することです」
あなたが事務職員なら
「プールの不使用時にかぶせるためのシートを購入しておくことです」
あなたが栄養士なら
「地産地消の建前に縛られず、安全な地域で採れた食品を購入することです」
あなたが養護教諭なら
「花粉症と同じ方法で放射性物質は減らせることを生徒と保護者に知らせることです」
そして、あなたが校長や教頭・副校長なら
「上記の手法を総合的に行うことで、子どものリスクを最小化することです」




安全に絶対はありません。
安全はしょせん確率論です。
それゆえ現在の状況でリスクを最小化することは極めて重要なのです。


しかし、地域の教育委員会の役人たちが良心の欠片もない「ろくでなし」だった場合、

「安全なのだから、何もしなくてよい」

「安全なのだから、何もするな」

「何かすると、保護者や児童生徒が不安になるから、絶対に何もするな」

という指示を出しかねません。



そんな「人殺し指示」が出ない間に、教職員の良心と誇りにかけて
打てる処置のすべてを打ってください。

私は役人の端くれですから、教職員に無理難題を押し付けるつもりはありません。
不当な指示と言えども、教育委員会から指示が出てしまえば
校長の立場として、公務員の立場として、打てる手段も打てなくなる。

そのことはよく判ります。

でも、学校というところは官公庁の出先機関と異なり、教育委員会からの指示が出るまでは、裁量の幅が極めて大きいところです。

だからこそ、取りうる情報を集めて、取りうる手段をすべて打ってほしいのです。
それでも、私は5年後、10年後、日本の子どもたちの発ガン率の上昇は避けられないと思います(それがどの程度かは私にはわかりませんが)。


ただ、その時に自分たちとしてやれることはすべてやったのであれば、少しは自分を納得させることができるのではないでしょうか。
少なくとも、反原発デモという政治ごっこをするよりは。