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副校長のなり手っているかな

大阪維新の会のドラスティックな改革を応援している。

で、応援しているが故の苦言として読んでほしいのだが、今の条件での「副校長」公募は止めた方が良い。

なぜなら、ろくな応募者が集まらないから。

現在の学校運営は、圧倒的に副校長に負担がかかっていて、多くの教員は
「いきなり校長になれるのなら良いけど、副校長にはなりたくない」と感じている。

副校長になるための昇進試験の倍率は年々下がり、東京都では校長や副校長が年長の教員に揉み手で
「あなたもそろそろ受験していただけませんか」とお願いしている状態だ。

校長公募は大賛成だ。
きっと志のあるビジネスマンが大勢志望してくれるだろう。

でも、教員世界で最も魅力の無い「副校長」を任期5年にしていったい誰が応募するのだろうか。

学校の方針を決定する権限もなく、
教員から突き上げられ、校長からは雑務一切を押し付けられる。
まさしく、イメージどおりの中間管理職である。


私は、学校事務職員時代よほど理不尽でない限り、必ず副校長を支える側にまわっていた。
学校の矛盾を副校長一人に押し付けられている姿を見るに忍びなかったからである。


その副校長を5年の任期でやりたいという奇特な方とはどんな人か。

自分の理想とする学校教育を追及する手段も権限もなく、
5年後の雇用が約束されておらず、
1千万円に届かないかもしれない年収。

どう考えても、
(1)副校長が学校の中で一番大変な職であるという事実さえ調査できない情報弱者
(2)とにかく今後5年間、1千万円近い年収がいただけるならありがたいと感じるサラリーマン
(3)ビジネスマンとしての現状が不満で、「楽そうな」教員世界に転職したいけど、校長にまでなる自信のない人
(4)リストラされて職を探している人
   ※こういう方は大勢いらっしゃると思うし、その人が仕事ができないとは思わない。
    でも、維新の会が「副校長」に求める人材とは違うだろう。


公募する限りは最低限、教員世界から選抜するより「優秀そうな」人が集まらない限り話にならない。
だが、今の条件でそれが集まるとは思えないのである。


そこで、提案

どうしても副校長も含めて公募制にしたいのであれば、副校長は
「副校長3年、その後校長3年」の6年任期等にすることだ。
もちろん
「副校長5年、その後校長5年」年齢50歳以下
とかでも良い。


これなら、まず学校文化を学んでじっくり腰を落ち着けてから改革しようと考える人が応募してくれるかもしれない。

それでも、校長になるまでに2〜3割は脱落する危険性があるかもしれないが。