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本の裏側を少しだけ

本を書く人の少なくない方がそうだと思うのですが、出版を企画するに当たって「架空の読者」を設定します。

つまり、
「読者は専門家か素人か」
知的水準はどのくらいか」
「右か左か中道か」
等々を考慮しながら読者を想定し、
彼らに向けて本を書く訳です。

私の本で具体的に言うならば、
『授業の復権』は、現役教員と教育学部
『戦後教育で失われたもの』は教育に素人の保守系大卒ビジネスマン
でした。


『いじめの構造』は少し変っていて、後藤和智氏(「俗流若者論」という言葉の提案者)ただ一人が想定読者でした。
著者としてデビューする前の彼がブログで『戦後教育で失われたもの』をボロクソに評していて、だったら彼が唸る作品を書いてやろうと思ったのが『いじめの構造』を書いたきっかけでした。

想定読者が一人だったせいか、この本は極めて売れ行きが悪かったので、これ以上新潮社さんに迷惑をかけられませんから『日教組』はかなり想定読者を広く取りました。


まず、日教組というだけで嫌悪感を抱く右よりの人。
それと「日教組って聞いたことあるけど何?」と感じているビジネスマンや教員志望者
さらに「昔は日教組に入っていたけど、よく考えたら阿呆な主張してたよな。なんでだろう」と思っている現役教員です。

お陰さまで『日教組』は発売からすぐに増刷が決まりました。


では、今回の『なぜ日本の教育は間違うのか 〜復興のための教育学〜』の想定読者は誰かと申しますと、もちろん日本の教育を憂ているすべての方々です。

amazon ほかで予約が始まっています。
是非、ご購入ください。

ちなみに本ブログには想定読者はありません。
書きたいことを書くのが趣旨です。
ですから、レベルも分野もめちゃくちゃです。ご容赦を。