イギリスがEUから離脱することが確定的となった。これによって世界経済が激動するのは必至だ。となると世界の投資家はキャッシュポジションを高め、株は急落する。中でも日本株は円高とのダブルパンチで大幅安となり、15000円を割り込んだ。
人の不幸は蜜の味なのか、安倍政権の不幸は蜜の味なのかは知らないが、この激動を見て「アベノミクスは失敗した」というデマを流している人達がいる。そう、いつもの反日系政党=民進党、共産党、社民党とそのお先棒を担ぐ新聞、テレビの連中である。
曰く
「株価だけがアベノミクスの唯一の頼みの綱だったのに、それさえも終わった」
「アベノミクスで得をするのは金持ちばかりで、庶民の生活は益々苦しくなった」
等々
はい、はい。
反論する必要もないくらい低レベルの批判だが、参議院選挙前の重要な時期なので、こんなデマメディアやデマ政党に騙されないために、野田政権と安倍政権の格差を数値で示しておきたい。
株価 民主党政権最終日(2012、12、25)10,080円
EU離脱直後 14,950円前後
2016年 3.27 %(IMF推計)
GDP 民主党政権最終年 475兆円
2016年 506兆円(IMF推定)
2015年 907 円(東京)
失業するのは誰だろう。
もちろん、経済的弱者=庶民である。
最低賃金で働くのは誰だろう。
もちろん、経済的弱者=庶民である。
アベノミクスは株価上昇や不動産上昇により金持ちをより豊かにしただけでなく、庶民の生活も明らかに楽にしたのだ。
もちろん、それを実感できる人は少ないだろう。
賃金が年間1%減ったときに人は実感できるが、年間1%上昇しても実感できない。
メリットに対する感受性よりもデメリットに対する感受性の方が人ははるかに敏感なのだ。それは各種の心理学実験が明らかにしているところである。
私は何もアベノミクスが完璧だとは思っていない。
しかし、批判は
「財政出動が少ないので地方への波及効果が遅いのでは」
「規制緩和が中途半端なので、これでは外資が来てくれないのでは」
といった真っ当なものにしてほしいだけである。
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