2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

義務教育期間中の留年について

オカマでもないのにオカマのフリをし、国旗国歌問題で批判が殺到するとテレビの編集のせいにした尾木直樹さんが、今度は留年問題で橋下市長に提案を受け容れられた途端に、自分にも批判が殺到したので前言を翻しました。 彼は、元日教組の闘士ですが、社民党…

「ゆとり世代」とバカにするなかれ

ひょんなことから英語を勉強することになった。ゆとり世代はアホだバカだというのは簡単だが、下の世代の方が断然デキルのが英語である。今の若い人たちには信じられないかも知れないが、我々の世代は一流大学の大学院を卒業し、一流企業に就職した者でさえ…

フィンランド教育の実現を阻む「人権」

赤沢良太氏がコメントで指摘してくれたように、 日本の教育を良くするためには必要な改革は、左翼が主張している 「競争のない学校」や 「習熟度別授業の廃止」ではなく、同じフィンランドの制度の中でも 「集団教育に馴染めない子供の就学延期」 「義務教育…

本の裏側を少しだけ

本を書く人の少なくない方がそうだと思うのですが、出版を企画するに当たって「架空の読者」を設定します。つまり、 「読者は専門家か素人か」 「知的水準はどのくらいか」 「右か左か中道か」 等々を考慮しながら読者を想定し、 彼らに向けて本を書く訳です…

フィンランド幻想のウソを暴く

教育界というところは、堂々とウソがまかり通る世界です。そして、困ったことに世間の人は教師に「善意のウソつき」を求めてます。低学力の高校生に先生が、「君が今更勉強しても、大企業の正社員になれるような大学に行ける確率は極めて低い。だから『英語…

格差社会か階級社会か

宮台氏が岩波を擁護したのは非常に興味深いのでその考察を続ける。彼の思想転向は、自身も認めているし、弟子や元ファンからも指摘されている。私は、左翼時代の彼や脱左翼リベラル時代の彼にはまったく興味は無いが、現在のスタンスには大いに注目している…

それでも左翼は岩波から本を出すのか(その3)

社会学者の宮台真司氏が岩波のコネ入社をラジオで擁護していた。宮台氏は左翼ではないが、格差問題については左翼と共闘しているようなので、彼がどのような理屈で擁護しているのかは興味深い。要旨をまとめると1 近年の若者たちの中には人間関係を築けない…

それでも左翼は岩波から本を出すのか(その2)

岩波書店がコネのない者に門を閉ざしたことについては、多くの人が論評している。その中で数少ないながら、岩波を庇う論調があるが、どれも説得力を欠くものばかりだ。曰く 「コネ入社などどこでもやっている。むしろそれを明確にしたのだから良いのでは」 …

それでも左翼は岩波から本を出すのか

岩波書店がコネ採用の多い会社であることは、出版関係を目指す学生の間では常識だったらしい。それでも、さすがに堂々とコネ採用を宣言するとは思わなかった。岩波書店の論調は、古色蒼然とした左翼であり、近年では格差問題に関わる出版も多い。コネを有す…