教育再生会議の役割 その3

教育再生会議の役割とは何かの結論を書きます。


教育学者もいない、公立学校教諭もいない。
知的水準の低い人たちの受けを狙ったとしか思えないメンバー構成。


しかし、今後、彼らから出される提言は、それなりに国民にも現場にも「受ける」ものになるでしょう。

例えば「モンスターペアレンツ」(とんでもない要求を付けつける親たち)という概念。
これは日教組や教育学者には、とても言い出せません。

だけどヤンキー先生ならそれができちゃうのです。


で、専門家では言えない提言をするのが目的か、といえば違います。
それはあくまで目くらましに過ぎません。


安部政権の目的・本音は、教育基本法改正(実施済)や教育三法の改正(衆議院通過済)等々、後世に残る教育の大改革です。

そして、教育再生会議は、その大改革から国民の目をそらさせ、
床屋政談ならぬ床屋教育談義をさせることにあります。


そのためには、再生会議メンバーも知的であっては困るのです。



私は安部政権の教育改革の方向性(学力の向上とナショナリズムの涵養)に反対ではありません。

しかし、このような国民をバカにした手法には複雑な思いがある、と今は言っておきましょう。