紳士たちが夜の銀座に大枚をはたく理由

 大学時代の友人9人と渋谷で飲んだあとに、弁護士をやっている友人に拉致され、銀座の高級クラブに連行された。


 すると飲み始めて数分後、和服の綺麗なママが
「森口さん、○○先生をご存知ですか」と聞く、「はい、知ってますよ」と応えると、
なんと、安部内閣のブレーンだった保守論壇の大御所が私の方に向かって会釈しているではないか!

 もちろん私の方から立ち上がって「お久しぶりです。今年もよろしくお願いします」などと
他愛のない話をして、拉致犯人の友人を紹介した。


 日弁連の役員選挙に奔走し、近々独立を目論んでいる彼にとって、大御所言論人とのコネクションが
何かの役に立てば良いのだけれど…、まぁ私の紹介じゃたかが知れてるか。



 しかし、紳士たちが夜の銀座に大枚をはたく理由が少しわかった気がした。

 やはり、ああいう場所で合うと居酒屋で偶然隣り合わせるよりも親近感が出るものだ。


 後で、拉致犯人が使ったであろう金額をネットで調べたところ、一人単価で私が銀座で飲むバーのざっと10倍!
 
 すし屋でおごり返さないと悪いかなっと思った次第だった。