愛子内親王の不登校問題

 愛子内親王不登校状態だとの報道が先週の金曜日にあった。
 東宮太夫は「いじめ」の存在を示唆し、学習院は明言は避けながらもこれを否定した。
 報道もネット内も様々な意見が飛び交っているが、自分なりに問題点を整理しておきたい。

 この手の問題に限らず、問題点を整理する際には、明確な事実、推測できる事実、意見や主張を区分することが大切である。
 東宮太夫と学習院の発表に齟齬があるのだから、そういった姿勢はなおさら重要だ。

明確な事実

1 愛子内親王不登校状態にある。
2 愛子内親王不登校原因を東宮サイドは「別のクラスの男児によるいじめ」が原因であると発表した。
3 学習院は「別のクラスの男児による粗暴な行動」は認めているが、特定のいじめは把握していないと発表した。

推測される事実

1 学習院が「別のクラスの男児によるいじめ」の事実を把握しているにも関わらずそれを隠蔽しようとした。
2 (1に加えて)東宮サイドが学習院の隠蔽に対して抗議する意味を込めて「いじめ」の事実を発表した。
3 (1・2とは逆に)東宮サイドが「いじめ」の事実が不明確であるにも関わらず、不登校の原因と責任を特定の男児に押し付けようとした。
4 「1および2」であれ「3」であれ、東宮サイドには愛子内親王の親である皇太子夫妻の意向又は了解が存在する。

私見

推測される事実の内「1、2、4」が真実だった場合 

東宮サイドのお気持ちは理解できるが、将来の天皇になるお方として皇太子の行動はあまりに軽率である。
一般国民に向けた発表を行う前に、愛子内親王への警護を強化するなど対応はいくらでもあったはずだ。
小学校2年生で、皇族へのいじめ加害者と特定された児童や保護者の立場を考えればこのような行動は控えるべきである。
「うちの子供がいじめれているのに学校が対処してくれません」という訴えは他に手段のない一般人の行動だ。
将来の天皇皇后として、いっそうの人格的修養を積まれることを切に願う。


推測される事実の内「3、4」が真実だった場合

皇太子夫妻は正真正銘のモンスターペアレンツである。
天皇皇后になるという重責は辞退されるのが日本国のためである。

推測される事実が「1,2」又は「3」のみが真実で「4」が真実ではない場合
(皇太子夫妻が発表に関与していない場合)

東宮太夫の発表は、皇太子夫妻があたかも人格的に未熟な親であるがごとき錯覚を国民に与えた。
東宮太夫を即刻、免職処分にすべきである。



さらなる推測と私見

 私は以下の事実から愛子内親王には軽度の発達障害がある可能性が高いと推測している。

1 2歳児の際に本を読みながら皇太子とコミュニケーションが全くできていなかったこと
  (親とのコミュニケーションがとりにくいというのは軽度障害児によく見られる特徴である)
2 幼稚園年長児の運動会のときに、玉ころがしで往復するというルールを理解できていなかったこと
  (知的発達という点で通常の健常児よりも遅れ気味である)
3 小学生であるにも関わらずきちんとしたお辞儀ができず、常に大人に手をつながれていること
  (突発的な行動は軽度障害児にありがちであり、それを阻止するためかもしれない)
4 小学校に2年生でもクネクネする癖が直らない
  (軽度障害児にありがちな態度である)
5 今回、不登校となったこと
  (軽度障害児は一般児童よりも不登校になりやすい)
6 学習院サイドの発表で「こわい思いをしたことを思い出したのだろう」という発言があったこと
  (時間の観念が乏しい軽度障害児にありがちな反応である)

 もし、この私の推測が真実であるならば、東宮サイドには是非そのことを公表してほしい
 重度な障害児のいる家庭はもちろん大変な思いをされているが、小学校になんとか入学できる程度の軽度障害児のいる
家庭の不安には特別なものがある。
 皇太子夫妻が愛子内親王の軽度発達障害をカミングアウトし、この事実を積極的に受け入れる姿勢を国民に示すことができたとすれば、
雅子妃殿下の適応障害への対処(仕事はできませんが遊びはしたいですという医師団発表)により
完全に喪失した国民への信頼を回復することができるだろう。