『日教組』はトンデモ本だそうです。

ゴールデンウィーク中特にどこに出かけるわけでもなく、久しぶりに自分の書いた『日教組』の評価をネットで検索していたら、面白い書評に出くわしました。

題は、そのものずばり「『日教組』のトンデモ」であります。

内容をコピペすると、

「森口朗『日教組』を読んだ。買いたくもなし、されど一応読んでおかなくちゃという類の本がある。図書館で借りればいいのだが、それでは間に合わない。しようがないから買って読む。
 世界のすべての悪しきことはユダヤ人の陰謀だという、トンデモ本があるように、日本では教育から始まって日本の欠陥はすべて日教組のせいだとするトンデモ本がある。困ったことに、ユダヤ人の陰謀を信じる人は少ないのに比べて、日教組を諸悪の根源とする床屋政談はそれなりの広がりをもっていて、この本だって「そうか、やっぱり日教組はつぶすべきだ」なんて納得しちゃう人がいるのが怖い。
 著者は森口朗とかいって都庁の役人で学校に勤務したことがある人物らしい。この人物がお勉強と体験をもとにえた結論は、「日教組共産主義だ、どうでう怖いでしょう」これだけ。共産主義という呪文を出せばすべてが説明できてしまった気になれる言説の世界があることの方がずっと怖いと私は思うのだが。で、この恐ろしい日教組は法律を制定してでもたたきつぶすべきだと森口は言うんだけど、それってファシズムの世界じゃないのか。それすらわからない幼稚さにあきれかえる。でも私が買ったのは2刷だった。新聞の書評にまで取り上げられている。情けなや。」

イヤ、判るんですよ。右の人は左の本が大嫌いだし、左の人は右の本が嫌いってことくらい。

だから『戦後教育で失われたもの』の書評がこうなら判るんです。あの本は、自分としては真実しか書いていないつもりですが、丁寧に根拠を拾っていないから。

左の人からすれば、好き勝手書きやがって!根拠を示せ!となるのは理解できます。

でも、日教組についてはそんな本は山のように出ているので、あえて徹底的に根拠を示して書きました。だらかインテリ左派は誰もまともに反論しない、できない、よって黙殺しかない。

でも、ネットには非インテリ左派がたくさんいるので、いつかこういう書評も出るかなと、内心楽しみにしておりました。

そうか、「日教組共産主義だ」以外何も書いていないトンデモ本に見えるんだ、こういう人には。

私が、自分のブログにこの書評をコピペした理由は、どういう方がこういう反応しかできないのかを知っておくことは、学校教育を考える際に非常に有益だからです。

そこで、いくつかこの方のブログから言葉を拾ってみたいと思います。

「都知事選前に出ていた永尾俊彦著『貧困都政』を読んだ。石原慎太郎の12年間の悪行の数々を糾明した本だ。」
「国旗・国歌の強制は先進国(立憲国家)にあるまじき非常識」
「かつて日本は世界に冠たる学力王国だったらしい。その学力を支えていたのは文部省ではなく、現場の教師を組織していた日教組だったといってもおかしくはないだろう。(表題:日教組は偉かった)」
「ジンゴイスト石原都知事が、朝鮮学校への補助金支出を見合わせると言いだした(表題:石原の弱いものいじめ)」
「北海道教組が民主党候補に選挙資金を提供して政治資金規制法違反に問われた事件で、日教組の政治活動がとんでもないといわんばかりにマスコミはの論調は一色だ。産経はここぞとばかりにきゃんきゃん吠えまくり、自民党の売名ヤンキー崩れ義家が北海道に調査に乗り込むとかしてる、でも、どこかおかしくない?
…私からみるとこの事件は、北教組が政治資金の扱いにうぶだったことがすべてだと思える。」
等々

この方はどうやら都立学校の教員を定年退職された方のようです。


結論:脳軟化の始まったオールド左翼には何を言っても無駄である。

私が、これを声を大にして言いたいのは、未だに「話せば判る」という信念で、
授業内容の正常化や国旗国歌問題などについて、本気で悩んでいる校長先生が大勢いらっしゃるからです。

はっきり言いましょう、校長先生。アナタの悩みは時間の無駄です。
世の中には残念ですが、話すだけ時間が無駄になる人間はいるのです。
とりわけ、一部の自治体の教職員には大勢います。

必要なのは、そういう連中を教育現場から排除する制度です。