ブログのコメント欄はフリーライドか?

多くの著作を持つ方のブログや、著作がない人でもネット界隈ではメジャーなブログのコメント欄が結構、閉じられています。

コメント欄は閉じておいて意見はメールなどで受け付けるという方もいます。

もちろん、コメント欄の扱いはブロガーの自由です。

中には「反論を受け付けないのはけしからん」などと息巻いているコメント欄ハッカー的な人もいますが、反論があれば自分のブログやツイッターでやればよいのであって、ブロガーに読者の反論権を保証する義務はありません(個人批判をした場合は別かもしれませんが)。


また、コメント欄を閉じたくなるブロガーの気持ちも非常によく判ります。思いつくままに上げると以下のような感じでしょうか。

1 関係のない(違法な、そして多くの場合卑猥な)宣伝が入る。
2 下品な罵詈雑言が浴びせられる。
3 微妙なニュアンスを読み取れない人との無駄な論争に巻き込まれる。
4 意見開陳スペースをフリーライドされる。


4は、コメント欄ばかりで自分の意見を書いている人には理解できないかもしれない感覚かもしれないので解説しておきますと、


「自分のブログが、毎日数百人(とか数十人とか数千人とか)の人に読まれるようになったのは自分の努力(能力、人望?)の賜物であって、それを自分と逆の意見を持つ人間の意見発表の場に使われるのは不愉快である」
という感覚です。

「俺はこの件についてAという意見を持っている。あなたがBという意見を持つのは勝手だが、それを世間に広めるのにA派である自分のスペースを使わないでくれ、自分の力量で他人に読まれるスペースを作りなさい」ということです。


ガチガチの政治的なメッセージを発するためのブログなら、それも理解できます。
でも、党派的なものでなく、個人としてブログをやっているのであれば、コメント欄にだって結構真っ当な反対意見があったり、気づいていなかった論点を指摘されることもあるので、私としては最初から閉じてしまうのはもったいないと思うのですがね。

ということで、
1の違法宣伝は即削除
2の罵詈雑言は最初の文だけ「バカ」をさらすために残して2回目以降は削除
3は無視
を基本としつつも、真っ当なご意見は賛同、反対共に受け付けております(もちろん1,2,3の判断権は私にあります)。