長らく続いた自民党政権がいよいよ終焉を迎えそうです。
これを契機に日本のデモクラシーが一歩前進することを祈念していますが、次に政権をとるであろう民主党のマニュフェストを見る限り大きな期待はできそうにありません。
間接民主主義社会に住む人間の最も大切な心得は、どれほどダメな政治家や政党しかなくても絶望せずに、「よりマシな政党や政治家を選択しつづける」ことです。
それは重々承知しているのですが、それでも時々どうしようもない脱力に襲われます。
そこで、今回は遊びで「あったらいいな『こんなマニフェスト』」を考えました。
1 パチンコに対する刑法の適正適用
パチンコ業界は警察官僚の天下り先です。だから、他の賭博では許されない「三角取引」を根拠に刑法の適用を免れています。
官僚政治の打破を公約する政党には、是非多くの精神的弱者を借金地獄に落としているパチンコに刑法の適正な適用をしてほしいものです。
2 国旗を掲げて行う迷惑行為の禁止
日本人が「国旗」に嫌悪感を抱く可能性があるとすれば、それは日教組の自虐教育でも左翼の洗脳でもありません。
右翼と称する暴力団関係者の車に印刷された日の丸。それを目にした時です。
保守政治家が本気で「国民に愛国心を」とか「国旗国歌を大切にするのは国際常識」と考えているのならば、この下品な連中の行為こそ取り締まるべきでしょう。
3 テレビ出演者に対する尿検査(検査項目は麻薬や覚せい剤)の実施
栄養士や調理師は定期的に検便することを義務付けられています。食中毒が起こってはいけないからです。
テレビに出ている人間が安易に麻薬や覚せい剤に手を出していることが報道される。その害悪は「下痢・発熱」の比ではないはずです。
4 破産していない者が生活保護を受けることの禁止
生活保護は現在破産しなくても受給できます。
取立屋にとって「生活保護者」は「年金受給者」なみに手堅い商売相手で、実際、多くのサラ金や闇金業者が「生活保護者」を迂回した税金によってうるおっているのです。
1、2、3,4の公約はそれほど突飛なものとは思えません。
でも、自民党も民主党も決して公約にすることはできないでしょう。
こんなマニュフェストさえ書けない(実現できないではない!)日本の政治に合掌…せずに8月末に投票に行く私です。