あえて大阪府警察官の「土人」発言を擁護する

ヘリパッド建設工事で東村高江周辺を警備する機動隊員が、建設に反対する自称市民に「触るな。土人」と発言した問題で世論が揺れている。しかし、舌禍事件を利用してヘリパッド建設を阻止する勢力(つまり安全保障上チャイナの利益のために行動する勢力)を…

逆スタグフレーションの今は最良の経済状態ではないのか?

通常、世の中の多くの事は表裏一体である。どんな人にも良い面と悪い面があり、どんな現象にも良い面と悪い面がある。 経済状況で言うならば、景気が良ければ雇用は増えるが物価が上昇するし、景気が悪ければ失業率は上昇する代わりに物価は安定する。前者を…

来年は都議会議員選挙です。

私は、日本の政治風土がいつまでたっても改善されないのは、地方議員選挙の投票率が低いからだと思っています。 大多数の方々は、国会議員と地方議員の力関係を権力構造や社会的地位と同様、...シンプルに 国会議員>県会議員>市議会議員と思っているようで…

時代の空気は「自民嫌いの安倍ちゃん好き」

時代の空気を一言で表すならば、「自民嫌いの安倍ちゃん好き」だろう。 小泉元総理の時もそうだった。それゆえ、小泉総理が退場して以降、自民党は坂道を転がるように国民の支持を失い、民主党政権という悪夢が生まれたのである。 このたびの都知事選挙の結…

みんな本当は自民党なんて大嫌いなんだ

日本人のほとんどは自民党の事が大嫌いなんだと思う。でも、実際に圧倒的な国会議員がいるじゃないかって? 確かにそうだ。 でもね、自民党に票を入れる人は、共産党や公明党や民進党に票を入れる人とは全然違う。共産党や公明党に入れる人は、その政党が大…

内田支配の象徴、千代田特例の廃止を

今回の都知事選挙の隠れたテーマは、ドン支配からの脱却だったと思う。だが、「東京都庁が自民党都連の幹事長である内田都議というドンによって支配されている」と聞いても都議会や都庁周辺の人以外はピンと来ないだろう。 小池氏サイドとしては、「オリンピ…

敗因を「醜聞報道」や「知名度」に求める政党の醜さ

東京都知事選の結果が出た。順位も事前の予想どおりで、既存政党が推す増田氏も鳥越氏も小池氏に完敗した。3位の鳥越氏に至っては小池氏とダブルスコアでの敗戦となった。 面白いのが、一般的な常識と真逆の結果だった点だ。東京都では自民党と公明党の「基…

小池候補、増田候補、鳥越候補以外の候補者に投票したい方へ

マスコミが小池氏、増田氏、鳥越氏しか取り上げなし、他の候補の公約を見るといっても知事権限を越えた「トンでも公約」もあれば、具体性のない「イメージ公約」も多いので(これは前述の3候補も同じ)、3氏以外の候補者の中で1点ずつ「傾聴に値する公約…

鳥越リスクを顕在化させてはならない

文春砲の威力と本人の対応のまずさにより、鳥越俊太郎氏が都知事になる可能性は相当減ったと思われる。しかし、共産党という最強の固定票に支えられている上に、今回の報道について陰謀論を信じる層の積み増しもあるので、まだまだ当選可能性の高い有力候補…

憲法改正の落としどころ

戦後70年を経てようやく日本国憲法を変えられる可能性が出てきました。 私は、安倍政権の間に何としても憲法を改正すべきだと考えていますが、その理由と改正の落としどころを考えてみたいと思います。 日本国憲法改正が必要な理由 1 憲法が議会制民主主…

森達也監督発言の意味を考える

映画監督の森達也氏が、「憲法はこのままでいい」と考えているのに「自民党に票を入れよう」とする若者は投票に行かなくて良いと発言して問題になっています。 かれは、自民党が結党以来改憲を目標にするという程度の事も知らない人間が投票に行くことで、自…

共産党と民進党の事実上の合併を支持する。争点は「自衛隊は人殺し」か否か

共産党の「自衛隊は人殺し」発言がきっかけとなり、民進党が共産党と野党統一戦線を組んだことへの批判が強まっています。しかし、私は今回の選挙において民進党や社民党が共産党と連携したことを大いに評価しています。 共産党も社民党も民進党も基本的には…

「アベノミクスは失敗」というデマに騙されないために

イギリスがEUから離脱することが確定的となった。これによって世界経済が激動するのは必至だ。となると世界の投資家はキャッシュポジションを高め、株は急落する。中でも日本株は円高とのダブルパンチで大幅安となり、15000円を割り込んだ。 人の不幸は蜜…

野党は、今こそ「生活保護」を真面目に考えてほしい

年収5000万円とも言われた吉本芸人の母が生活保護を貰っていたことで世の中が騒然としたのは2012年だった。早いもので、あれからもう4年がたちました。 マスコミが煽り、世論がバッシングと反バッシングに割れている時に真っ当な議論はできませんが、そのパ…

視界良好。さあ、デモクラシー2.0を始めよう!

ついに舛添都知事が辞任した。 これで、安倍政権にとって参議院選挙、唯一の懸念材料が払拭されたと言えるだろう。 最近、政治資金規正法がザル法なのを良い事に、明らかに私的流用と思われる使い方をしたと思われる政治家の名が2名上がった。 一人は東京都…

「科学」と「信仰」と「神秘主義」、この深遠な関係に挑む  『ダ・ヴィンチの謎、ニュートンの奇跡』(詳伝社新書)  三田 雅広

http://shuukansinsho.hatenadiary.jp/ 無邪気に「科学的結論」を信じることが如何に愚かしいかについては枚挙に暇がない。例えば、精神医療の世界では1935年に「ロボトミー手術」という前頭葉の一部を切除する手術が当時の「科学」の最先端だった。この手術…

左翼系学者の挑戦と限界   『「安倍一強」の謎』(朝日新書) 牧原 出

http://shuukansinsho.hatenadiary.jp/ 民主党政権が終焉し、政治の世界では「安倍一強」時代が続いている。本書は左翼系の大学教授がその謎の解明に挑戦した著作である。 第1章では、与党しか知らなかった自民党が、3年間の民主党政権を経験して「政権交代…

shuukansinsho.hatenadiary.jp 新書を次々と紹介するブログをはじめました。 ブログ名は『習慣新書』です。 皆様のご訪問をお待ちしています。

争点なき参議院選挙で争点化される「舛添問題」

政治的なテーマがあろうがなかろうが、参議院議員選挙は3年ごとに行われる。 消費税増税は見送られた。野党も見送りを主張していたのだから、これは争点にならない。 「消費税を上げる状況を作られなかった」事がアベノミクスの失敗だった、と野党が主張す…

下村都知事誕生を待望する

舛添都政が危機を迎えている。法に反して政治資金を横領した舛添氏の行為は、選挙資金を支持者から借用した猪瀬氏と比較にならないほど悪質だ。朝日新聞やリテラなどの偏向メディアは日本人よりコリアンを大切にする舛添氏を庇おうと必死だが、多少の願望を…

幻の尖閣列島都有化方式で先人の名誉を守ろう。

あっと驚く日韓外相会談とその後の両外相の発表により、多くの良識人のはらわたは煮えくり返っていると想像しています。また、今回の件でいわゆる保守層が「今までと変わらず安倍政権支持派」と「騙された!売国政権打倒派」に分断された事も憂慮すべきです…

慰安婦見舞金は朝日新聞が払え

日本と韓国がいわゆる慰安婦問題の解決に向けて交渉に入りました。 慰安婦問題は日韓基本条約締結により解決済というのが日本政府の立場であり、これが政治問題になる事も長らくありませんでした。 ところが1980年代に朝日新聞紙上で行われた「慰安婦狩り」…

我が国の課題の縮図=エフセキュア問題

エフセキュアの社員だったK氏が、エフセキュアの顧客であるフェイスブックの個人情報をリスト化し、拡散したとして大問題になっています。ここには、我が国の喫緊の課題が凝縮されており、全ての日本人にとって他人事とは思えないので、今の段階で論点を整…

久保田問題よりも有田問題の方が大きいと思いますよ

フェイスブックで「はすみとしこの世界」というページをお持ちの 在日コリアンに批判的な漫画家がいらっしゃいます。彼女の絵は確かに毒が強いので、私もこれはいかがなものかと思うこともあるのですが、 彼女に対して「レイシスト」というレッテル貼りをし…

ハロウィンから一晩あけた日の考察

ハロウィンのバカ騒ぎが世間、とりわけ保守系の人たちから白い目で見られています。しかし、私はハロウィンの盛り上がりは、良い意味で極めて日本的な現象であり、日本を愛する者として、この盛り上がりを喜んで迎えると共に、その背景に一抹の寂しさを覚え…

保守派は落選運動をすべきか

SEALDsと称した若者達は、無礼で幼稚だったが、最後の最後になって真っ当な主張をしていた。 「選挙に行こう」である。 選挙行動は間接民主制が機能するための最重要な制度であり、他の制度はその「補完」と言ってもよいくらいだ。しかし、1人1票で…

太鼓を叩いていた子達に「民主主義」と「民主主義の敵」を教えよう

幼児は太鼓を叩くのが好きです。大声で奇声を発するのが好きな子もいます。最近国会前で太鼓を叩いていた子達は幼児ではないみたいですが、「民主主義って何だ」と奇声を発していたので、教えてあげようと思います。 皆さんのお近くにあの子達の仲間がいたら…

安保関連法案賛成派にこそ読んで欲しい。中東有事での後方支援は危険

政府案がそのまま衆参両議院を通過すれば、中東有事の際に自衛隊がアメリカ軍を後方支援する事が可能になります。具体的には米海軍への物資輸送とホルムズ海峡付近の機雷除去が主な任務になるでしょう。 私は、東シナ海や南シナ海で中国の軍事拡張を封じるた…

安全保障関連法改正の必要性と問題点

「安倍さんは戦争したいの」「中国は攻めてくるの」とか聞かれる機会が多くなったので、「俺に聞くなよ」と思いながらも解説してみました。1 戦後一貫して続く大前提 (1)自衛隊は単独で戦えない 自衛隊が強いか弱いかはよく議論されますが、私は自衛隊を…

参院こそはまともな安保関連法案の議論を

いよいよ参議院で安保関連法案の審議が始まります。私は、日本国民の命と財産を守るために安全保障体制を強化することには大賛成なのですが、今回の安全保障関連法案には、2つの点で不満を持っています。一つは、2年程前に一部で話題となった「ポジティブ…