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内藤朝雄氏から『日教組』へのエール・コメント

内藤朝雄氏は、日本の全体主義と戦うという点で数少ない同士です。

左と戦うという点での同士はいますが、「全体主義と戦う」同士は私にとって、
内藤朝雄氏と和田秀樹氏くらいしかいません(何故、徒党を組んで左右勢力の一員になるのはたやすいのに、左右の全体主義と戦うことは困難なのかについて、彼は『論点パッケージ』という興味深い視点を提示しています。興味のある方は彼の著作をお読みください。いじめ理論ほど難解ではないので)。


その内藤氏から、さっそくエールコメントをいただきましたので、本文で紹介します。

恥ずかしながら、私は日教組が「仲間外し実践」などと銘打っていじめを奨励していたことは知りませんでした。
彼は、「俺が見つけたんだぞ!」などというケチな男ではないので、私も様々な場面でこの事実を広めていきたいと思います。


以下は内藤朝雄さんのコメントです。

「森口さん、新著おめでとうございます。日教組の本を出されるんですね。
わたしは学生時代に図書館で、過去の日教組の発表大会で、集団に同調しない生徒に対して「仲間外し実践」というのを奨励する文書をみつけて興奮したことがありました。「いわゆる人権派」の人々は、北朝鮮同様、こういうのを決して掘り出そうとはしません。
この「仲間外し実践」を、誰かが掘り起こして、過去にこういうことがあったということを周知させる必要があると思っていました。原武史さんが『滝山コミューン1974』で描いた左翼中間集団全体主義のメンタリティは、わたしが少年時代に被害にあった愛知の右翼中間集団全体主義(例の東郷高校)のメンタリティとあまりにも似ているのですが、どちらかというと左翼の全体主義教育は、これまでの「管理教育」批判の文脈では無視されてきたように思います。おそらく「管理教育」批判の主な担い手(「いわゆる人権派」)が左翼勢力だったからでしょう。彼らは仲間うちのアラは探さないで、掘り出しても、ひっそりと埋め戻します。森口さんの今回の本が、これまでの右翼全体主義の告発にばかりスポットライトを当ててきた学校中間集団全体主義の問題化のトレンドに、左翼全体主義も漏れなく問題化する視点を付け加え、右と左の両方を問題にする完成度の高いものにしてくれるのではないかと、期待しております。お疲れさまでした。
日本の教育は、磁石のS極とN極に挟まれて磁力をかけられて帯電してしまったように、右と左に挟まれて中間集団全体主義の極端に走ってしまったと思います。このS極とN極の両方が悪いという世論を盛り上げなければ、この磁場を壊すことはできません。森口さんの本は、学校全体主義批判の欠けたピース(左翼全体主義批判)を埋めてくださるのでは、と期待しながら、さっそくアマゾンに注文をかけよう→としたら、なぜか「取り扱い終了」となっていました。どうしたことでしょう。」

翌日のコメント
「先日は、中止にでもなったのかと早とちりでびっくりしましたが、本日アマゾンを見たら「在庫あり」になっていたので、さっそく注文しました。何か妨害でもかかったのかと心配しましたが、ほっとしました。届くのを楽しみにしております。」


内藤さん、エール・コメントありがとうございました。

内藤さんの好みからすると「右」過ぎるでしょうが、読後の評価を楽しみにしています。