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子どもの命と引き換えに焼け太る人達

大阪市桜ノ宮高校体育科の生徒が自殺した事件で、暴行を加え続けていた教師が懲戒免職になった。

このことにまったく異存はない。

体罰で教師が懲戒免職になるのは異例だが、子どもに暴行を加える者が口頭注意や訓告で済んでいた今までが異常なのであり、これを先例として暴力教師を学校から一掃してほしいところである。

また、体罰を隠蔽した校長も左遷された。おそらく今後何らかの処分が下されるだろう。

それも当然だ。

さらに付け加えるならば、桜ノ宮高校体育科の募集を停止し、新たに普通科を募集した対応はほぼ完璧に正しい(これについては相当内部事情に詳しくないと理解できないのでここでは述べない。3月1日発売の『正論』に詳述したので、興味のある方は読んでください)。


しかし、新聞の扱いは小さいが、同時に桜ノ宮高校に准校長ポストが新設され、教頭ポストも増設になったことを忘れてはならない。

つまり、教育一家はこの不祥事を奇貨として管理職ポストを2つもせしめた訳だ。

こういう行いを「焼け太り」と呼ぶ。

教育一家の焼け太りは、先の「大津いじめ自殺事件」でも、文部科学省がいじめ対応の教員を増員要求するという形で起きた。

逆風を逆手にして予算増や人員増に繋げるのは、行政マンとしては優秀かもしれないが、人間として最低である。
まして子どもの命が失われたことを利用して焼け太りを企む人間は「地獄に落ちろ」と叫びたくなる(私のような不信心者が「地獄」というのも何ですけど)。